ホーチミンでの滞在先選びは、旅の質を左右する重要な決断です。1区の喧騒を少し離れ、ローカル感と利便性のバランスが良い場所を探していると、必ず候補に挙がるのが「ロータス サイゴン ホテル(Lotus Saigon Hotel)」ではないでしょうか。
私はこれまでITエンジニアとして働きながら、自由な生活を求めてベトナムへ何度も足を運んできました。このホテルには、通算で1ヶ月以上滞在しています。長く滞在したからこそ見えてきた、良い面も、そして正直に言えば「覚悟しておくべきトラブル」も、すべて包み隠さずお伝えします。
かつてブラック企業で心身を削っていた頃の自分に、「ここならリラックスできるぞ」と教えたくなるような、そんな視点でまとめました。
ロータス サイゴン ホテルの基本情報と立地
まずは場所を確認しておきましょう。ホーチミンの「3区」に位置しており、観光の中心地である1区のすぐ隣にあります。
アクセスと周辺環境
住所:120 Cách Mạng Tháng Tám, Phường Võ Thị Sáu, Quận 3, Thành phố Hồ Chí Minh
このエリアは、日本人街として知られる「レタントン」や、バックパッカーの聖地「ブイビエン通り」といった繁華街からは少し距離があります。
- 移動の目安: Grab(配車アプリ)を利用して約15分程度。
- 注意点: ホーチミン名物の渋滞が発生すると、30分以上かかることも珍しくありません。
繁華街の騒がしさを避け、落ち着いて滞在したい方には適した立地と言えるでしょう。
実際に泊まって感じた「ロータス サイゴン ホテル」の魅力
1. 開放感抜群!種類豊富な朝食ビュッフェ
このホテルの最大の推しポイントは、間違いなく朝食です。
ビュッフェ形式で提供されるメニューは種類が非常に多く、連泊していても飽きがこないよう工夫されています。特に私が気に入っているのは、テラス席での食事です。
Altテキスト:ロータス サイゴン ホテルの朝食会場。テラス席があり開放感抜群。
朝の光を浴びながら、ベトナムコーヒーとフォーを楽しむ時間は、エンジニアとして日々ロジックを組み立てる忙しさを忘れさせてくれる、最高のデトックスになります。
2. シティビューの部屋と充実のアメニティ
私はいつも「シティビュー」が見える部屋を予約します。
ベトナムの街並みは常に変化しており、窓から外を眺めるだけで「今、自分は自由な生活の中にいるんだ」と実感できるからです。バルコニー付きの部屋もありますが、実際には窓越しに外が見えれば十分だと感じました。
- アメニティ: 歯ブラシ、シャンプー、石鹸など一通り揃っています。
- 嬉しいサービス: ロビーに無料のフルーツジュースが用意されています。暑い中、外から戻ってきた際に、部屋へ戻る前に一杯飲めるのは、地味ながら非常にありがたい心遣いです。




3. プールとジムも完備
屋上付近にはプールとジムが併設されています。私は滞在中、仕事に没頭してしまい使う機会を逃してしまったのですが、リゾート気分を味わいたい方や、長期滞在中の運動不足を解消したい方には嬉しい設備です。次回の滞在では、ぜひ活用してみたいと思っています。
【要注意】1ヶ月の滞在で遭遇したトラブルと教訓
長く滞在すれば、良いことばかりではありません。ここでは、これから泊まる方が困らないよう、私が経験したリアルな「事件」を共有します。
1. まさかの停電
ベトナムでは時折停電がありますが、このホテルでは通算3回経験しました。
- 自室のみの停電: ドライヤーを使用中に突然暗くなりました。電力負荷に注意が必要かもしれません。
- 深夜の帰宅時: 飲み会から2時過ぎに戻ると、ホテル全体が停電。翌朝6時起きだったため、スマートフォンのライトを頼りに「闇シャワー」を浴びて就寝しました。
- 入浴中の停電: これが一番焦りました。お風呂に入っている最中に真っ暗に。廊下から他のお客さんの叫び声が聞こえたので、周辺一帯の広範囲な停電だったようです。
エンジニアとしての死活問題: 停電後、電気は復旧してもWi-Fiがしばらく使えなくなる時間がありました。リモートワークをする方は、必ずバックアップとして物理SIMやeSIMでのテザリング環境を整えておくことを強くおすすめします。
2. デポジット(保証金)のシステム
チェックイン時にデポジットとして「50万ドン(+α)」を求められます。+αなのは金額わすれましたため(-_-;)
- 現金の場合: チェックアウト時に返金されます。
- カードの場合: 返金処理に時間がかかり、その場で確認できないため少し不安が残ります(私は一度カードで行いましたが、無事に返金されました)。
空港から直行して手持ちの現金がない場合、少し不便に感じるかもしれません。
3. 予期せぬ「同居人」と騒音
一度だけ、ベッドの掛け布団をマットレスに折り込んだ部分から、ゴキブリが出てきたことがありました。おそらくベッドメイクの際に入り込んでしまったのでしょう。こればかりは東南アジアの宿の宿命とも言えますが、虫が苦手な方は心の準備が必要です。
また、大通りに面しているため、朝はバイクのクラクション音が響きます。アメニティに耳栓が入っているのは、その対策だと思われます。
2026年現在の価格推移とコストパフォーマンス
ITエンジニアらしく、コストについてもシビアに見ていきましょう。
| 滞在時期 | 1泊あたりの料金目安 | 備考 |
| 2025年8月 | 約8,000円〜 | オフシーズンで比較的安価 |
| 2026年1月 | 約10,000円〜 | テト(旧正月)前、円安の影響か |
2026年1月の滞在では、1泊1万円を超えていました。これが時期的なもの(テト前)なのか、継続的な物価上昇と円安の影響なのかは、今後も注視が必要です。テト明けには少し落ち着く可能性もありますが、予約の際は最新のレートを確認してください。
滞在を快適にするためのエンジニア向けTips
長期滞在、かつリモートワークを並行するなら、以下の準備をしておくと安心です。
トラブル回避のTips:
- 電源タップの持参: コンセントの位置が必ずしもデスク横にあるとは限りません。
- 強力な虫除け: 部屋での遭遇率を下げるため、現地調達の強力なスプレーを用意するのも手です。
- GrabFoodの活用: 周辺はローカル食堂が多いですが、疲れている時はGrabFoodが非常に便利。ロビーでの受け取りもスムーズです。
まとめ:それでも私が「また泊まってもいい」と思う理由
色々とお騒がせなエピソードも書きましたが、結局のところ、私はこのホテルが嫌いではありません。
3区という絶妙な立地、スタッフの適度な距離感、そして何よりあの開放的なテラスで食べる朝食。トラブルさえも「旅のネタ」として楽しめる心の余裕があるなら、ロータス サイゴン ホテルは非常に魅力的な宿です。
かつて社畜として働いていた頃には想像もできなかった、ベトナムでの長期滞在。皆さんも、少しの不便を楽しみながら、自由な旅を満喫してみてはいかがでしょうか。
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