「ネット予約不可」ベトナムの1泊2500円宿に飛び込んだら…リアルすぎる部屋と衝撃の結末

予約サイトに一切情報がない、名前すらわからない異国のホテルに泊まったことはありますか?

今回は、知人の帰省に同行して訪れたベトナム中部の古都・フエで、文字通りの「当日飛び込み」で宿泊した超ローカル宿のリアルな体験談をお届けします。

1泊約2,500円の部屋で待ち受けていた「前の客の痕跡」や、開け方のわからないアナログ鍵との格闘。そして、のどかな村の風景から一転、最新のイオンモールで遭遇した凄まじいバイク渋滞のカオス……。

かつて先の見えない過酷な労働環境でパソコンの画面とばかり向き合っていた私が、自由な働き方を手に入れた今だからこそ全力で楽しめた、予定調和ゼロのディープなベトナム旅の記録です。

目次

検索しても出てこない?当日飛び込みの宿探し

今回のフエ滞在は、知人のご実家への帰省に合わせたものでした。当然ながらご実家に泊まらせていただくわけにはいかないため、近隣のホテルを探す必要がありました。

しかし、知人の実家がどのあたりにあるのか、現地に向かうまで正確な場所がわからなかったのです。そのため、GoogleやTrip.comなどの旅行プラットフォームで宿を予約することは不可能でした。

現地に到着し、知人任せで案内されたのが今回宿泊したホテルです。インターネットを介さず、完全にアナログな「当日飛び込み」でのチェックイン。普段、ITの仕組みの上で生活し、何事も効率的にシステム化してしまう身としては、すべてが現地の出たとこ勝負になる状況に少し戸惑いつつも、得体の知れないワクワク感がありました。

木に隠れた看板と、のどかな「村」の風景

案内された場所は、ホーチミンやハノイといった大都市の喧騒とは無縁の、非常にのどかなエリアでした。街というよりは「村」と呼ぶ方がしっくりきます。

道端には豊かな緑が生い茂り、各家庭の庭先では鶏が放し飼いにされています。日本の田舎ともまた違う、ゆったりとしたローカルな時間が流れていました。

そして、こちらが宿泊したホテルの外観です。

立派な門構えなのですが、お気づきでしょうか。建物の前にある立派な木が完全に邪魔をして、ホテルの名前が書かれた看板がほとんど見えません。

実は、滞在中はここが何という名前のホテルなのか、全くわかっていませんでした。

【Tips:旅の軌跡はデジタルで残す】 帰国後、スマートフォンの位置情報履歴(Googleマップのタイムライン機能)を辿り、ストリートビューと照らし合わせて、ようやく「Bảo Duy」という名前の宿であることが判明しました。価格帯を調べようと旅行サイトを検索しても一切ヒットせず、Facebookページがわずかに見つかるのみ。

1泊約2,500円。部屋のリアルとアナログ鍵の洗礼

友人任せだったため詳細な金額はうろ覚えなのですが、宿泊費は1泊2,500円程度と格安でした。

部屋はシンプルで、ベッド周りはパッと見ると綺麗に整えられています。喫煙可能な部屋があるのも、今の時代には珍しいポイントかもしれません。

しかし、水回りを確認すると、洗面所には前の宿泊客のゴミが残っており、拭き掃除が十分にされていない様子でした。さらに灰皿には吸い殻がそのまま。

日本のホテルであればクレームになりかねない状況ですが、ここはベトナムのローカル格安ホテルです。システム開発やプロジェクト運用でも同じですが、リソース(コスト)を極限まで削れば、必ずどこかの品質にしわ寄せが来ます。この価格帯の宿に、日本のビジネスホテル並みの完璧なオペレーションを求めるのは酷というもの。「まあ、こんなものだろう」と自分でサッと片付け、割り切ってしまえばストレスにはなりません。

また、部屋の出入りでも小さなトラブルがありました。ドアの鍵が非常に独特なアナログ構造をしており、開け閉めのコツが全くわからなかったのです。

ガチャガチャと格闘していると、ホテルのスタッフの方が気づいて、身振り手振りで親切に使い方を教えてくれました。言葉は通じなくても、こうした現地の人の温かさに触れられるのは、システム化されていないローカル宿ならではの良さです。

フエ王朝から最新モールまで。カオスなバイク渋滞

フエでの移動は、基本的にバイクが前提となります。今回は知人のバイクに同乗させてもらい、周辺を巡りました。

朝食は、近所にあるローカル市場へ。観光客向けに洗練されていない、地元の人々が日常的に食べる熱々の麺料理をすするのは最高の体験です。

また、世界遺産であるフエ王宮(グエン朝王宮)まで足を延ばした後、ふと現代に引き戻されるような出来事がありました。ホテルの近くに、オープンしたばかりの「イオンモール フエ」があったのです。

先ほどののどかな村の風景から一転、館内は日本のショッピングモールと遜色ないほどピカピカで、最新の設備が整っていました。しかし、買い物を終えて帰ろうとしたところ、ここでベトナムならではの洗礼を受けます。

駐車場のバイクの出庫渋滞が、凄まじいことになっていたのです。

見渡す限りのバイクの波。クラクションが鳴り響く中、少しずつ前進していく熱気とカオス感は、綺麗な近代施設であっても「ここはやはりベトナムだ」と強烈に実感させてくれるものでした。

まとめ:不便さの中にある「自由な旅」の醍醐味

今回の「Bảo Duy」での宿泊は、決して快適で至れり尽くせりなものではありませんでした。清掃の甘さや鍵の使いにくさなど、ツッコミどころは満載です。

しかし、旅行サイトで事前にすべてを比較検討し、レビューを読み込んでから行く「失敗しない旅」では絶対に得られない、濃密で泥臭い体験があったのは事実です。

時間と場所に縛られない自由な生活を目指し、ITエンジニアとして日々ロジカルに仕事をしているからこそ、たまにはこうした「効率化されていない、予測不可能な出来事」を心から面白がり、楽しめる余裕を持っていたいと思います。

ベトナムを訪れる際、もし日程と心に余裕があれば、あえて検索しても出てこないようなローカルエリアに飛び込んでみてはいかがでしょうか。きっと、あなただけの忘れられないディープな体験が待っているはずです。

ホテル情報

Bảo Duy
Facebook:https://www.facebook.com/p/Nh%C3%A0-ngh%E1%BB%89-Gi%C3%A1-r%E1%BA%BB-T%E1%BA%A1i-tp-Hu%E1%BA%BF-B%E1%BA%A3o-Duy-100063966978424/
住所:Xóm Giữa, P, Huế, Thành phố Huế 49000 ベトナム

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