「ゲーミングマウスって、結局は高いモデルほど勝てるんじゃないか」——そう思って型番だけで敬遠していないでしょうか。私は普段、仕事用のPCには手首への負担が少ない無線トラックボールを使っている元エンジニアですが、プライベートでAPEXなどのFPSをプレイするときだけは、あえて別のマウスに持ち替えています。以前この記事で書いた有線キーボード「Logicool G PRO」でも触れた「ゲーム用マウスだけは有線を信頼している」という話の続編として、今回は実際に2026年に導入したLogicool G402を、価格とコスパの視点でレビューします。
Logicool G402とは? 基本スペックと特徴
- 発売元:Logicool(ロジクール)/有線光学式ゲーミングマウス
- 価格:4,500円前後(価格.com調べ、最安値4,518円〜。2026年8月時点。販売店やセール時期によって変動します)
- センサー:Fusion Engine(Delta Zeroテクノロジー)搭載のハイブリッドセンサー
- DPI:240〜4,000DPIの範囲で4段階切り替え
- ボタン数:8個のプログラム可能ボタン
- レポートレート:1,000Hz(1ms)
- 重量:約108g(本体のみ)/ケーブル込みで約144g
- ケーブル長:約2.1m
- 保証:2年間
要するに「1万円クラスの上位モデルには機能で劣るものの、FPSに必要な基本性能を数千円で押さえた、有線の入門〜中級ゲーミングマウス」です。Amazonの商品名にも「ファイナルファンタジーXIV 推奨モデル」と記載がある通り、ボタンが多いMMORPGとの相性を意識した設計でもあります。

実際に使っているG402の実機です。傷や使用感からも、日々のプレイでしっかり酷使している様子が伝わるかと思います。
コスパ視点で見るメリット
1. 型落ちだからこその「価格の安心感」
G402は2014年発売と決して新しいモデルではありませんが、だからこそ実勢価格は4,500円前後まで落ち着いています。上位モデルのG502などと比べると見劣りする部分はあるものの、「FPSで最低限必要なDPI切り替えとプログラムボタンが揃っていればいい」という割り切りができるなら、この価格差は無視できません。システムで言うところの、最新スペックを追いかけず枯れた技術で安定運用するサーバーを選ぶような感覚に近いです。
2. 仕事用とゲーム用を明確に分けられる役割分担
私は会社支給のPCでは手首の負担軽減を優先してトラックボールマウスを使っていますが、プライベートのゲーミングPCではG402を使うという形で完全に用途を分けています。トラックボールは長時間のタイピングや資料作成には向いていますが、APEXのような素早いエイム操作には不向きです。逆にG402のような通常のマウス形状は、FPSでの咄嗟の照準合わせに直感的に対応できます。1台のデバイスに全部を求めず、用途ごとに道具を最適化するという考え方は、仕事道具を選ぶときの発想とも共通しています。

以前紹介した有線キーボードG PROと並べると、こんな配置になります。仕事用のトラックボールとは別に、ゲーム専用としてこの組み合わせを固定しています。
3. 8個のプログラムボタンによる拡張性
DPIを4段階で切り替えられるほか、8個のボタンすべてにマクロや機能を割り当てられる点も、この価格帯としては十分な装備です。索敵時は低DPI、撃ち合いの瞬間は高DPIといった切り替えをボタン一つで行えるため、感覚的な操作性の向上につながります。
正直に語るデメリットと注意点
良い面ばかり語るのは誠実ではありません。G402には、価格なりの割り切りポイントがあります。
実機レビューサイトなどでも指摘されている通り、G402はリフトオフディスタンス(マウスを持ち上げてからセンサーが反応しなくなるまでの距離)がやや大きめで、高速でマウスを動かし直すようなプレイスタイルには不向きとされています。また、設定を保存できるオンボードメモリが1スロットのみのため、複数のプロファイルを本体側だけで切り替えたい人には物足りなく感じるはずです。センサー自体もPixart製のカスタムセンサーで、最新の上位機種と比べれば追従性で一歩譲る、という評価も見られます。
さらに、有線モデルである以上、ケーブルの取り回しは避けて通れません。2.1mのケーブルは長さとしては十分ですが、机の配置によっては引っかかりを感じる場面もあります。無線の快適さを完全に代替するものではない、という点は購入前に理解しておく必要があります。
【Tips】G402を導入するときに確認しておきたいこと
実際に使う前に押さえておくと安心なポイントをまとめました。
G402導入前のチェックポイント
- Logicool純正ソフト「G HUB」でDPIプロファイルを事前に作成しておくと、ゲームごとの切り替えがスムーズ
- ケーブルの取り回しに不安がある場合は、机の奥にクリップやケーブルホルダーを設置しておく
- 価格は販売店によって変動が大きいため、購入直前に価格.comなどで最安値を確認する
- 上位モデル(G502など)との価格差・機能差を一度比較してから、自分のプレイスタイルに必要な機能かどうか見極める
まとめ:型落ちでも「必要十分」なら十分に投資に見合う
G402は、最新のフラッグシップモデルと肩を並べる性能を持つマウスではありません。それでも、4,500円前後という価格で、FPSに必要なDPI切り替えとプログラムボタン、そして有線ならではの安定した接続を確保できるという点で、コスパの良い選択肢だと感じています。
仕事用のトラックボールとゲーム用のG402、用途ごとに道具を分けたことで、それぞれのデバイスに余計な妥協をしなくて済むようになりました。上位モデルへの投資に踏み切る前の一台として、あるいはサブ機として、G402は十分に元が取れる買い物だと言えそうです。
※価格・仕様は2026年8月時点の情報です。購入前に最新のAmazon商品ページや価格.comなどで最新価格をご確認ください。

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