ブラウン管のモニターと、カチャカチャと音の鳴る分厚いキーボード。あの箱型パソコンの姿を見ると、なんとなく胸がざわつく、という方も多いのではないでしょうか。
40代の元ITエンジニアとしては、仕事道具としてのパソコンがどんどん薄く、黒く、無個性になっていくなかで、「最初に触れたコンピューターの形」への愛着は意外と消えないものだと感じています。今回紹介するDivoom「MiniToo」は、まさにその記憶をくすぐるガジェットです。見た目は手のひらサイズのレトロPC、中身はBluetooth 5.3対応のスピーカー兼ピクセルディスプレイ。メーカーの公表スペックと各種レビューをもとに、ガジェット好きのおじさん目線で整理してみます。
Divoom MiniTooとは?基本スペックと特徴
- メーカー: Divoom(ディブーム)。ピクセルアート系ガジェットを多く手がけるブランド
- 発売日: 2026年1月16日(国内)
- 価格: Amazonは7,880円。ショップによっては6,000円台後半の例もあり(※価格は2026年9月時点の価格.com掲載値で、変動します)
- サイズ・重量: 75×62×83mm、約202g
- ディスプレイ: 1.77インチ IPS液晶(128×160ピクセル)
- スピーカー: 5W(モノラル)
- 接続: Bluetooth 5.3、USBオーディオ、microSDカード再生
- バッテリー: 5.55Wh、連続使用は約6時間。USB Type-Cで充電(ACアダプタは別売、推奨5V/2A)
- 保証: メーカー保証3年(国内Amazon・楽天の販売ページ表記)
要するに「昔のパソコンの形をした、画面付きの小さなBluetoothスピーカー」です。ただ、中身は単なるスピーカーではありません。

ガジェット好き目線で見るメリット
1. キーボードがただの飾りではない(UIとして機能する懐かしさ)
この手のレトロ風ガジェットは、キーボード部分がただの造形物ということがよくあります。ところがMiniTooは、キーボードで曲送りや一時停止、音量調整といった操作ができるとギズモード・ジャパンのレビューで紹介されています。
見た目だけのレトロではなく、「触ると反応する」ところにこそ、あの頃のワクワク感が宿るものです。システムで言えば、モックアップではなくちゃんと動く実装が入っている状態。ガジェット好きにとっては、ここが一番の決め手になりそうです。
2. 1.77インチの画面でできることが多い(多機能のパッケージング)
画面は小さいものの、表示できるものは多彩です。公式情報や紹介記事で挙げられている機能は次のとおりです。
- 時計(レトロな時計の表示パターンが70種類以上)、アラーム
- ポモドーロタイマー、ホワイトノイズや雨音
- 音楽に合わせたビジュアル表示、歌詞表示(iOSは非対応)
- ドット絵の自作と表示、写真表示、ミニゲーム、騒音計
スマホのDivoomアプリ(iOS/Android)から、自分で描いたドット絵を表示できるのも面白いところです。昔、方眼紙にドット絵を描いていたような世代には、刺さる遊び方ではないでしょうか。
3. 在宅デスクに「実用品」として置ける(遊び心と仕事の両立)
おもちゃっぽい見た目ですが、ポモドーロタイマーやホワイトノイズ、リマインダーなど、在宅ワークで使える機能がそろっています。PCとはUSBオーディオでもつなげるので、デスクのサブスピーカーとしても使えます。
「飾りたいけど、家族に『また無駄なものを』と言われそう」という方も、時計兼タイマー兼スピーカーという実用品として置けるのは心強いところです。ROIの説明がしやすいガジェット、とも言えます。
見た目重視ゆえの割り切りポイント
見た目の楽しさが主役のガジェットなので、スペックから読み取れる注意点も整理しておきます。
- 音質に過度な期待は禁物: 5Wのモノラルスピーカーです。デスクでBGMを流す分には十分でも、映画やゲームの迫力ある音を楽しむ用途には、据え置きのステレオスピーカーのほうが向いています。
- バッテリーは約6時間: 持ち歩くより、USB給電しながらデスクに置いて使うのが基本の運用になりそうです。ACアダプタは付属しないので、手持ちの5V/2A程度のUSB充電器を用意しておきましょう。
- 歌詞表示はiOS非対応: iPhoneユーザーは、音楽連動の機能の一部が使えない点に注意が必要です。
- 「つい触ってしまう」問題: ギズモードのレビューでも「5分おきに遊んじゃいそう」と書かれているように、集中用に置いたはずのガジェットが、気が散る原因になる可能性もあります。
【Tips】購入前に決めておきたい置き場所と使い方
MiniTooを「使える懐かしガジェット」にするコツ
- 置き場所はモニター横など視界に入る位置に。時計・タイマー表示が活きる
- PCとはUSBオーディオ、スマホとはBluetoothと、接続先を用途で分けておく
- 常時給電用に、5V/2A程度のUSB充電器とケーブルの取り回しを先に決めておく
- 最初に自作のドット絵を1枚登録しておくと、「自分だけのレトロPC」になって愛着がわく
- 価格はショップによって1,000円前後の差がある。購入前に比較しておくと安心
まとめ:懐かしさに7,880円、実用品としても元が取れる
Divoom MiniTooは、レトロPCの見た目にスピーカー、時計、タイマー、ドット絵表示を詰め込んだ、ガジェット好きおじさんの心をくすぐる一台です。音質やバッテリーは割り切りが必要ですが、キーボードが実際に動く作り込みと、在宅デスクで使える実用機能を考えると、7,880円(2026年9月時点のAmazon価格)は「懐かしさへの投資」として十分に納得できる範囲だと思います。
同世代へのちょっとしたギフトにもよさそうです。デスクに小さな遊び心を足したい方は、チェックしてみてください。

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