ホーチミン3区の牛タン甲子園、80Kドンでご飯おかわり無料

海外に長くいると、無性に「白いご飯が進むおかず」が恋しくなる瞬間があるのではないでしょうか。フォーやコムタムはもちろん美味しいのですが、出張が続くと、ふと日本の定食屋のようなシンプルな一食が食べたくなります。

今回は、2026年のホーチミン出張中に1人でランチに訪れた、3区の牛タン専門店「牛たん甲子園(Gyutan Koshien)」を紹介します。結論から言うと、80,000ドンの牛タン定食にご飯のおかわり無料という、日本ではまず考えられないコストパフォーマンスのお店でした。

ホーチミンのエリアや街歩きの下調べには、ガイドブックが1冊手元にあると何かと便利です。

目次

黒と黄色の看板が目印、トゥオンサー通りの路面店

お店があるのは、3区の運河沿いを走るトゥオンサー(Trường Sa)通り。黒地に黄色で「KOSHIEN」と大きく書かれた看板が目印です。看板には住所(730 Trường Sa)とホットライン、Facebookページ名まで書かれているので、初めてでも迷いにくいと思います。

席は店先にオレンジ色のプラスチックテーブルと椅子が並ぶ、いわゆるベトナムのローカル食堂スタイル。すぐ横をバイクが行き交う環境で牛タンを食べるというのは、なかなか新鮮な体験です。私が訪れたお昼時も、配達ドライバーが次々と料理を受け取りに来ていて、デリバリー需要の高さがうかがえました。

ホーチミン3区トゥオンサー通り730番地にある牛たん甲子園(Koshien Gyutan)の黒と黄色の看板と店構え

メニューは3品+αのシンプル構成

メニュー表は日本語の店名ロゴ入りで、ベトナム語と英語が併記されています。メインは次の3品です。

  • Cơm Set Gyutan(牛タン定食):80,000ドン(焼き加減はTái/Chínから選択可)
  • Ramen Shoyu/Cay(醤油/辛味ラーメン):70,000ドン
  • Cơm Tứ Xuyên(麻婆ご飯):60,000ドン

ほかにも牛タン追加が60,000ドン、卵追加が10,000ドン、味玉が20,000ドン、コーラ20,000ドン、ビール30,000ドン。そして何より目を引くのが「Cơm Thêm(ご飯追加)0k」の一行です。

牛たん甲子園のメニュー表。牛タン定食80K、ラーメン70K、麻婆ご飯60K、ご飯追加0Kなどの価格が記載されている

※価格は訪問時(2026年)の店内メニュー表記です。変更される場合があります。

メニューの数を絞っているのは、システムで言えば機能を絞り込んだ「MVP(最小構成)」のようなもの。品数を増やさない分、オペレーションが回りやすく、提供も早い。ローカル価格を実現している理由の一つだと感じました。

実食:牛タン定食80,000ドン

注文したのはもちろん牛タン定食。焼き加減は特に指定しませんでしたが、しっかりと火の通った状態で出てきました。

牛たん甲子園の牛タン定食。焼いた牛タン、味噌、白菜の漬物、ライム、牛タンスープ、つけダレと、おかわりしたご飯2杯

角皿には牛タンが10切れ以上並び、その横に味噌、白菜の漬物、ライムが添えられています。スープとつけダレも付いていて、構成はまさに日本の牛タン定食そのもの。日本米のご飯も、ベトナムで食べているとは思えないほど日本の定食屋の雰囲気です。

正直に書くと、仙台で食べる牛タンと比べると一切れ一切れは小ぶりな印象です。ただ、味はとても美味しく、この値段を考えれば大満足でした。ホーチミンのローカル価格の感覚で日本の牛タン定食が食べられるのは、出張者にとって本当にありがたい存在です。

牛たん甲子園の牛タン定食の内容と今回の注文金額をまとめた図解

「ご飯追加0K」を頼んだら、もう一杯出てきた

写真を見て「ご飯が2杯ある?」と思った方もいるかもしれません。これは、メニューにある無料の「Cơm Thêm(ご飯追加)」を注文した結果です。

私は大盛りになるのかと思って頼んだのですが、実際には同じサイズのご飯がもう一杯、別の器で出てきました。つまり「大盛り」ではなく「おかわり」扱いです。牛タンと味噌だけでご飯2杯はなかなかの量なので、頼むときは自分のお腹の容量(キャパシティ)と相談するのがおすすめです。

【Tips】牛たん甲子園に行く前に知っておきたいこと

実際に行って・調べて分かったこと

  • 住所は「730 Trường Sa」。ネット上では、同じ通りの別番地にある牛タン店は本来の甲子園とは関係ない店舗だという注意喚起も出ているので、番地まで確認してから向かうと確実
  • 「Cơm Thêm(ご飯追加)」は0K。大盛りではなく、もう一杯別の器で出てくる
  • 焼き加減はTái(レア寄り)/Chín(しっかり焼き)から選べる。指定しなければしっかり焼いた状態で出てきた
  • メニュー表によると、3区のほかに7区、ハノイにも店舗がある
  • 3区周辺は2025年の行政区画再編で区の名称が変わっているため、配達アプリなどでは「Phường Nhiêu Lộc」の表記で出てくる場合がある

店舗情報

  • 店舗名:牛たん甲子園(Gyutan Koshien/KOSHIEN)3区店
  • 住所:730 Trường Sa, Thành phố Hồ Chí Minh(旧表記:Phường 14, Quận 3)
  • 電話:070 566 7097(メニュー表記載)
  • その他の店舗:7区(34 Khu Phố Hưng Phước 3)、ハノイ(5/139 Nguyễn Thị Định)
  • ※店舗情報は2026年9月時点で確認した内容です。営業時間は情報源によって記載が異なるため、訪問前にFacebookページ(koshien GYUTAN)などで最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ

80,000ドンで牛タン、スープ、漬物、味噌がそろい、ご飯のおかわりまで無料。仙台の本場と比べれば牛タンは小ぶりですが、この価格で日本の定食の満足感を得られるのは、出張中の昼食として十分すぎるほどの「元が取れる」一食でした。

ベトナム料理が続いて日本の味が恋しくなったときや、3区でサクッと1人ランチを済ませたいときに、ぜひ候補に入れてみてください。次はラーメンや麻婆ご飯も試してみたいと思っています。

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